世界の世論に見守られる中、日本は先週末に重要な歴史の節目「敗戦・降伏70周年記念日」を終えた。
1−2年前と同様、安倍晋三首相は15日の追悼式で、日本のアジア諸国に対する加害責任と反省について言及しなかった。一方で天皇の「深いおわび」が、海外にとって得難い「見所」となった。
同日、3人の閣僚と60人以上の議員が靖国神社の「悪霊」を参拝し、中韓などから批判を浴びた。安倍首相がその前日に発表した戦後70年談話も、周辺諸国から認められる内容ではなかった。「おわびの要素」を盛り込んだが直接的な謝罪を避けた談話は、いくら苦心惨憺しても世界の人々を惑わすことはできず、むしろ自身の度量を見せつけることになった。
オーストラリアの専門家のMark Beeson氏は、「ドイツと異なり、日本は地域でリーダーシップを発揮したことが一度もない。その問題ある外交のイメージ、中国からの憎悪は、日本の地位の改善を促さない」と指摘した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年8月17日