東条英機のひ孫、国家和解の「平和の大使」となることを希望

東条英機のひ孫、国家和解の「平和の大使」となることを希望。 「私は『悪魔の子孫』という極端なレッテルを背負っている」。今年42歳の日本の商人・東条英利氏は、そんな言葉で人をびっくりさせた。東条氏の曽祖父は、第2次大戦後に極東国際軍事裁判でA級戦犯とされた日本の元首相・東条英機である…

タグ: 第2次大戦 東条英利 戦犯 靖国神社

発信時間: 2015-08-22 09:17:53 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

「私は『悪魔の子孫』という極端なレッテルを背負っている」。今年42歳の日本の商人・東条英利氏は、そんな言葉で人をびっくりさせた。東条氏の曽祖父は、第2次大戦後に極東国際軍事裁判でA級戦犯とされた日本の元首相・東条英機である。日本が第2次大戦で敗北し降伏してから70年を迎えた15日、東条氏はAP通信の取材を受け、「東条英機のひ孫」としての自らの人生を振り返り、米元大統領のトルーマンの子孫とともに国家の和解に役割を発揮したいとの希望を語った。

AP通信の報道によると、東条氏は30年前、第2次大戦の戦犯を裁いた国際軍事裁判の白黒の記録映画で自らの曽祖父を見たことがあるにすぎない。印象的な場面があった。頭のはげた、眼鏡をかけ、ひげを伸ばした男が、法庭に座っている。後ろに座っていた被告が男の頭を突然はたいた。男は振り返って、にっと笑った。「これがあなたの曽祖父(東条英機)ですよ」。母親は東条氏にそう告げた。

東条英機は、日本軍の真珠湾奇襲の背後の画策者であり、降伏を拒んで米国による広島と長崎への原子爆弾投下をもたらした張本人とみなされている。東条氏によると、この歴史から、小さい頃には学校で同級生に差別を受け、名前でなく「東条英機のひ孫」と呼ばれた。だが両親は東条氏に、黙って言わせておくようにと言った。東条氏は歴史の授業が嫌いになり、できるだけ人の注意を引かないようにしていた。東条氏はいつも、「悪魔の子孫」という境遇から抜け出したいと思っていた。

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