日本の谷崎泰明駐インドネシア大使は、インドネシアがジャカルタ~バンドン間の高速鉄道建設案を受け入れなかったことについて、失望と遺憾の意を表した。
現地メディアは7日、谷崎氏とナスティオン経済担当調整相の最後の会談の内容を引用し、谷崎氏がインドネシア政府が中日両国の建設案を受け入れなかった理由を問いただしたと伝えた。
インドネシア政府は、ジャカルタ〜バンドン間の距離は約150キロのみで、高速鉄道の建設の必要はないと判断した。次に、インドネシア政府には同プロジェクトを支援する十分な予算がない。
谷崎氏は先ほど、ジャカルタのインドネシア経済担当調整相の事務所において、「遺憾の意を表する。我々はインドネシア政府の要求に基づき、フィジビリティスタディの時間を延長していた。また日本のハイテク技術は、高速鉄道の安全を保障できる」と述べた。
谷崎氏によると、日本は同プロジェクトの研究に多くの経費と時間を費やした。日本の専門家も現地を訪れ、インドネシアへの技術譲渡の準備を進めていた。
日本政府は国際協力機構を通じ、フィジビリティスタディに350万ドルの資金援助をしていた。日本の計算によると、同プロジェクトの建設には62億ドルの資金が必要だ。日本はその75%の円借款(金利は年0.1%、償還期間は40年間)を提供する予定だった。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年9月8日