ここ一週間の日本の外交を形容するには、「心が狭い」と「厚かましい」という言葉が最も適当だろう。中国の大規模な閲兵式が終了してから3日後も、閲兵式に出席した国連の潘基文事務総長に対する日本の高官の攻撃が続いている。彼らは「中立を守らない」と批判し、国連が第二次大戦の反ファシズム戦争の勝利によって生まれたという、歴史的な事実を完全に無視している。
先週末にトルコで開かれたG20財務相会議で、麻生太郎財務大臣は中国の経済計画に「細やかさが足りない」と公然と批判し、中国を批判したことをメディアに誇ってみせた。麻生氏によると、元安が世界の株価の変動を誘発したそうだが、安倍首相が輸出拡大を促すためドル円相場を2ヶ月で8%以上も引き下げたという周知の事実がある。
幸いにして、このような駄々をこねるような外交は、その他の国を驚かせていない。米ブルームバーグは、世界が中国の経済計画を支持しており、「中国を批判した麻生氏は、G20で孤立するだろう」と伝えた。
中国経済の衰退を唱えるほか、日本はその他の国を中国から遠ざけるすべての機会を逃そうとしていない。日本メディアは社説の中で、北京の閲兵式に出席した韓国の朴槿恵大統領に対して、「10月には訪米しオバマ大統領との会談を控えている」、「中国と米日同盟の関係のバランスを取らなければならない」と注意を促している。あるメディアは米国の軍艦に対して、「南中国海の中国の人工島付近で航行」するようそそのかしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月7日