日本の石破茂地方創生担当相は9日、与党・自由民主党内で自身の派閥を結成する意向を示した。次の自民党総裁選をにらみ、現職の安倍晋三首相の後継者になろうとしている。 石破氏が意向を示した前日、安倍首相は自民党総裁選で候補者が出ないまま無投票当選を果たした。
派閥結成の目的は次の自民党総裁選か、安倍首相の後継者になるつもりかと質問されると、石破氏は「そう考えても間違いではない」と述べた。
共同通信社は、安倍首相が総裁に再選した後、10月上旬にも断行する方針の内閣改造・党役員人事に向けて存在感を示す狙いもあるとみられると分析した。
2013年1月、石破氏を支持する40人の議員が「無派閥連絡会」を結成した。しかしこのグループは結束力が弱く、今回の総裁選で力を発揮しなかった。関係者によると、石破氏はこのグループを発展的に解消する形で、個人の派閥を結成する意向を持っている。約20人の議員が、この派閥に参加する見通しだ。
石破氏は党幹事長時代に「脱派閥」を提唱し、ポスト配分や新人教育を派閥が担う手法を否定してきた。しかし石破氏は最近になり意見を変え、派閥そのものではなく派閥の弊害を否定しただけだとし、「一つの議員グループが団結し、その指導者が首相になることを支えることに問題はない」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年9月11日