中国を訪問している公明党の山口那津男代表は10月15日午後、習近平国家主席と北京の人民大会堂で面会し、安倍晋三首相の親書を手渡した。共同通信社によると、山口氏は安倍首相の中日首脳会談実現に向けた意欲を伝え、「安倍晋三首相は11月の国際会議の際、首脳会談を是非実現したいとの意欲を持っている」と述べた。山口氏はまた、習主席を来年春の東京の花見に招待した。
山口氏は10月末にも韓国で開かれる中日韓首脳会談のほか、11月のアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議など、国際会議に合わせた首脳会談実現を後押しした。
面会で山口氏は、習主席に来年春の訪日を提案し、「東京の桜をごらんいただきたいというのが私たちの願いだ」と述べた。山口氏は面会後の記者会見で、「習主席は笑顔でうなずきながら、親書を受け取った」と話した。
山口氏は北京で、アジア各国の政党の関係者による国際会議に出席した。山口氏とその他の出席者は、習主席との面会を認められた。
山口氏はその後、中国が中心となり設立するアジアインフラ投資銀行(AIIB)の金立群初代総裁と北京市内で会談し、アジアのインフラ整備の促進をめぐり意見を交換した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月16日