日本の安倍晋三首相は18日、米軍横須賀基地に配備されている原子力空母「ロナルド・レーガン」に乗艦し、F/A-18「スーパーホーネット」にも乗り込んだ。軍事専門家は、日本は日米の堅固な同盟関係を宣言し、「虎の威を借る狐」になっていると指摘した。
それでは米国はなぜ安倍首相を空母と戦闘機に乗らせたのだろうか?中国社会科学院日本研究所研究員の金贏氏は、「米国はこうすることで日本と安倍首相を応援した。安倍政権は新たな米日防衛協力指針に協力し、国内外の世論の強い圧力を受けながら安保関連法案を強行可決した。米国はこれに報い、政治面で日本を支持した。それから中国に向けてだが、中国に強化された米日軍事協力を見せつけることで、米国が今後もアジア太平洋リバランス戦略で中国に相当な圧力をかけ続けることを示した」と分析した。
専門家は、日本が徹底的に平和憲法を覆すためには、米国の同意を得なければならないと指摘した。安倍首相は米国がこの問題を巡り、支持と放任を強めることを願っている。また日本は米国のアジア太平洋リバランス戦略の重要な駒だが、日本の海上自衛隊と航空自衛隊には不足がある。安倍首相は米国との協力により、米国に要求を突きつけ続け、日本の不足を補うことができる。日本はこうすることで、自国の力だけでも特定の国に対して、軍事的な優位性を持てるようになる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年10月23日