第11回「北京―東京フォーラム」が24日午前、北京で開幕し、中国外文局の周明偉局長が挨拶した。挨拶の内容は以下の通り。
第11回「北京―東京フォーラム」は実りの秋に正式に幕を開いた。500名以上の両国各界の有志らが一堂に会し、中日関係発展の大計を話し合う。このフォーラムの主催者である中国外文局を代表いたし、フォーラムに出席された皆様、特に日本からお越しの方々に心より歓迎の意を表す。また、蒋建国部長、国務院新聞弁公室、外交部、福田康夫元首相、明石康理事長及び日本各界の方々からの本フォーラムへの多大な支持に深く感謝いたす。
「北京―東京フォーラム」は10年間の協力を経て今では両国間で最も長く続き、最も成果が突出し、最も広範な分野に関わり、双方のエリートの合意レベルが最も高い民間討論の場になった。この場を借りて、フォーラムに心血を注がれている方々、並びに長期にわたり中日友好事業に力を入れられている両国各界の皆様に心から敬意を表す。
2014年11月以来、双方の共同の努力のもとで中日関係に安定、改善の喜ばしい現象が見られたことをうれしく思う。また、中日双方はさまざまな方法を通して相手側との接触、友好交流の強化、関係改善と発展の持続的推進の意欲を示した。しかし、中日関係にまだ多くの重大な困難があることも認めざるを得ない。中日関係がどれほどの困難に直面しても、私たちはあらゆる手を尽くして成果を出すことに努める。
今回のフォーラムのテーマは「中日関係の長期、健全な発展は可能なのか――東アジアの目指すべき未来と中日両国の役割」で、両国の民間交流の独特な役割を建設的に発展させ、中日交流に新しいチャンスと活力をもたらすことを目的としている。本フォーラムで各界の声を広く集め、コモンセンスを有効的にまとめられることを望んでいる。フォーラムは中日の民間における二国間の政治関係、経済関係、文化交流などをめぐる多くの新しい理性的、積極的な声をタイムリーに発見し集め、相互交流し、両国の民衆の声や代表的な観点を伝え、広める場を提供する。また、コモンセンスを有効的にまとめ、フォーラムを両国関係の安定と改善の新しい原動力にできるように努める。