中国外文局と日本の言論NPOが共催する第11回北京−東京フォーラムが、25日午前に北京市で閉幕した。出席者は2日間の会期中に、政治・外交、経済・貿易、安保、メディア・文化、環境・観光の特別サブフォーラムで議論を掘り下げ、両国関係の改善と発展に貴重な知恵と見解をもたらした。
環境・観光特別サブフォーラムにおいて、両国の17人の出席者が発言・質問を行った。日本側の代表が京都、岡山などの美しい風景を展示し、議論の現場に友好的で温かな雰囲気をもたらした。同サブフォーラム議長、徐福会会長の張雲方氏は総括の発言の中で、双方が議論した主な内容を紹介した。
3つの共通理解
1.環境保護と観光の国民経済・生活における重要性、直面している新たな問題と課題、特に環境保護に関して、観光は友好的感情を育む重要な紐帯である。
2.環境保護産業と観光業は、高い将来性と発展の潜在力を持つ。
3.環境保護と観光は、中日の協力の新たな成長源だ。
3つの認識の差
1.中日両国の発展段階は異なり、環境保護と観光意識の差が存在する。
2.政治的要素の影響、政治・外交関係の低迷は客観的に見て、日本人客の訪中に悪影響を及ぼしている。
3.中国人がショッピングのため日本に殺到している件をどう捉えるか?どのような内在的要因が存在するのだろうか?これを理性的に捉え、分析しなければならない。