南スーダンでの国連平和維持活動(PKO)に派遣される陸上自衛隊員約100人が22日、中部空港(愛知県常滑市)を出発した。今回は9次隊で、安全保障関連法の成立後、初の派遣となる。日本メディアが伝えた。
来年5−6月までの派遣期間中に法施行を迎える。国連要員らが武装集団に襲われた際、武器を使って救出する「駆け付け警護」が可能になるが、中谷元・防衛相は9次隊に、同法に基づく新任務は与えないという。
隊長の相園和宏1等陸佐は空港で記者団に「(安保法成立後も)気持ちに変わりない。これまでも、任務を与えられたらしっかり遂行してきた」と強調した。
南スーダンPKOは2012年に派遣開始。9次隊は道路整備や国連職員の宿営地造成に携わる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月23日