大江健三郎氏、「辺野古移設で問題は解決しない」

大江健三郎氏、「辺野古移設で問題は解決しない」。

タグ: 大江健三郎,普天間,辺野古

発信時間: 2015-11-25 10:18:24 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

ノーベル賞作家で、太平洋戦争末期の沖縄戦などを取材した「沖縄ノート」の著者大江健三郎氏が23日、那覇市で講演し、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設について、「実現しても、沖縄の基地問題として何も解決しない」と強調した。共同通信社が24日に伝えた。

大江氏は、政府が沖縄の民意を無視して移設を推進していると指摘し、「間違っていると思う。この10年間で安倍首相ほど何も意見を聞かない人間はいない」と批判した。

政府は、辺野古沿岸部の埋め立て承認を取り消した翁長雄志知事の処分撤回を求めて提訴しているが、大江氏は「(翁長氏は)今の意見をまっすぐ通してほしい」と話した。

講演会は、戦後70の節目に平和や民主主義を考えようと開かれ、会場からは辺野古移設に関する質問が相次いだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年11月25日

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