世界ロボット大会「World Robot Conference 2015」が、11月23−25日に北京で開催される。世界各国のロボット産業のエリートがここに集結する。ロボットと言えば日本だが、日本のロボット産業は産業用ロボットから家庭用ロボットに至る一流の技術水準を誇り、世界市場で重要な地位を占めている。
・安川電機の産業用ロボット
日本の産業用ロボットの大手には、安川電機、不二越、ファナックなどがある。この数社は日本ロボット産業の基盤と呼べる。そのうち安川電機の産業用ロボットの生産台数は世界一。同社の産業用ロボット「MOTOMAN」は日本初の全電動式産業用ロボットで、自動車や電気器具の製造などに広く活用されている。安川電機は2013年に、中国で率先して産業用ロボット工場を建設した。不二越も日本産業用ロボット分野のリーディングカンパニーで、その産業用ロボットは主に自動車製造に用いられている。同社は安川電機と同じく、中国に産業用ロボット工場を建設しており、売上とシェアが上昇を続けている。ファナックは日本産業用ロボット企業における多関節ロボットのリーダーで、年間売上は1400億円以上に達する。また川崎重工、ヤマハ、パナソニックなどは、日本の産業用ロボットの第二の陣営を形成している。