安保法制の成立により国際的な任務も増える自衛隊の兵器は今後、「軽量化」、「機動力アップ」、「ネットワーク化」が重要なキーワードとなる。自衛隊には現代の戦争の流れに最もマッチした7つの新兵器がある。日本メディアが伝えた。
・10式戦車
2011年に配備が始まり、今年度までに76両が北海道、九州に配備された「第3.5世代」の新型戦車。従来の90式戦車と同等以上の火力・装甲を備えながら、重量を40トン台に抑えてコンパクト化し、山間部での作戦に適している。戦場ネットワークにリンクする通信機能で、陸・海・空自とも連携できる。
・KC-46A空中給油機
B-767旅客機をベースにした空中給油機。一見すると自衛隊がすでに運用しているKC-767と変わらないが、自機のセンサーによる情報と、データリンクで送られてくる情報を統合して表示する機能を有する。防衛省は4機の導入を予定している
・新型機動戦闘車
2016年より配備される予定。アクティブサスペンションで車体の揺れを抑え、高い射撃精度と走破性を実現している。普通科(歩兵)部隊への火力支援を主な任務とし、戦車と正面からぶつかるような戦闘は想定していないが、上陸してくる水陸両用戦車程度なら十分に対抗できるとみられる。今後、本州の各地に配備される予定だ。