日本製の医薬品は「高品質」というイメージがある。日本を訪れる際、多くの中国人観光客はドラッグストアで薬や化粧品を「爆買い」する。こうした観光客の目を引き、購買意欲をさらに高めようと、日本の医薬品メーカーは金色のパッケージを採用する“新商品”を投入。「爆買い」需要を一段と取り込む狙いだ。
『台湾東森新聞』が26日に伝えたところによると、今年1-9月で訪日外国人観光客は前年同期比48.8%増の1448万人に上った。うち4分の1は中国本土からの観光客で、1人あたりの消費額は28万7000円(約1万5000元)に達する。これを背景に、日本で「爆買い」という新たな流行語が生まれた。
小林製薬は9月中旬から、大阪・心斎橋のドラッグストアで金色パッケージの熱さまシートを投入。通常の青色パッケージと同時に販売している。中身も価格も同じだが、「限定販売」の宣伝文句を打ち出し、特別エリアを設けて「試験販売」を実施。小林製薬の熱さまシートは、中国では「日本で買わなければならない12の神薬」と紹介されている。中国国内に比べ日本での値段が約4分の1と安いため、観光客の間では人気商品だ。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年11月29日