ジェット旅客機「MRJ」の初飛行を11月11日に成功させた三菱航空機が、最大市場の米国で事業化に向けた体制づくりに乗り出す。来夏から試験機を持ち込み飛行データの解析を集中的に進める。日本メディアが伝えた。
営業力を高めるため、米国法人では航空機リースに通じた商社出身者をトップに据えた。世界の競合企業との戦いがいよいよ本番を迎える。
米国以外では、インドネシアでの導入が注目される。東部スラウェシ島の都市マカッサルをハブ空港に、MRJを各地に飛ばすプランを政府に提案している。
親会社の三菱重工業が空港建設や空港までの交通インフラを整備し、MRJとともに売り込む戦略だ。国産旅客機の成功には「グループ一体でMRJを売り込めるかが大事」と鯨井洋一・三菱重工副社長は強調した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月5日