維新の党の松野頼久代表と、除籍された大阪系の片山虎之助元総務会長は8日、国会内で会談し、分裂問題の収束で正式合意した。日本メディアが伝えた。
和解の文書で維新の党は「円満解散する」とした。文書は必要経費を除いた政党交付金の国庫返納を明記したが、解党の時期は盛り込まなかった。松野、片山両氏は文書に署名した後、円満な解決に導けたと評価した。
松野氏はこれに先立つ執行役員会で、分裂騒動に関し「年内に全て決着し前進しなければならない」と強調。民主党と7日に合意した統一会派結成については、「来年の通常国会で安倍内閣を追及し、参院選に向けて政権交代を目指せる政治集団だと示したい」と述べた。
維新の党の分裂の動向を巡り、元最高顧問の橋下徹・大阪市長は8月、松野氏らとの路線の違いから離党し、除籍された片山氏らと11月に「大阪維新の会」を発足した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月9日