衰退する日本の中小都市、思考方式の転換が課題に

衰退する日本の中小都市、思考方式の転換が課題に。 日本では中小都市の衰退が「地方過疎化」として人々の日常の話題となっている。日本の学者らは、「地区の発展が均衡を欠いている」「政府の特別支援が不十分だ」などと詳細な報告書を通じて原因を追究し、対策を出そうとしている…

タグ: 都市化 衰退 発展

発信時間: 2015-12-20 09:14:19 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国には、「賢い嫁でも米がなければご飯は炊けない」(最低条件が揃わなければ何もできない)ということわざがある。もしも政府が行政の理念を転換することなく、都市の活力を引き出す取り組みに力を注がなければ、安心・安全な国民生活を保障する事業を持続させていくことはできない。最後には「水源のない川」「根っこのない木」ということになってしまう。

日本は先進国であり、都市化の程度も高い。だが統一的な思考の影響を受け、日本の都市発展のモデルには「千篇一律」という問題がある。飲食文化を例に取れば、日本全国には確かに無数のラーメンがある。だがその違いは本質的なものではなく、ラーメンに使われるスープの種類などは数えるほどしかない。

表面的には整然と揃っていると感じられることも、実際には、現代の日本人の物事のやり方が単一的であることの裏返しと言える。日本社会では無数の決まりがきっちりと守られているが、これは日本人の言動の高度の一致という強みをもたらすと同時に、「個性を欠く」という重大な欠点にもつながっている。

急速に進化を続ける現代の世界にあっては、新しいものや変化を求めることが時代の潮流となっている。この角度から見れば、日本の都市発展が既存のモデルに制約され、旧来の思考方式をなかなか打破することができず、安定志向を続けていることは、時代に逆流したものとも言える。日本の中小都市は、「安定」路線を変えることができなければ、没落への道を転がり続けるということにもなりかねない。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2015年12月20日

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