日本政府の報告によると、日本の高齢化は深刻さを増しており、75歳を超える高齢者が増え続け、介護を理由に仕事をやめる人が毎年10万人を超えている。高齢者が亡くなった後も、介護者のほとんどは失業状態にとどまっている。
日本では今後10年で、戦後のベビーブーム期に生まれた700万人近くが75歳に近付くか、これを超えることとなる。高齢者人口が巨大化しているのに加え、労働人口が縮小し、移民制度が制限されていることから、日本は今後、非常に難しい問題の対処を迫られると見られる。日本には現在、75歳以上の老齢人口が約1640万人いるが、この人数は2025年までに2180万人を超えるものと言われている。
高齢化社会の進行に対応し、医療・介護サービスを拡大するため、日本政府は11月、2020年までに高齢者のいる家庭への介護サービスを12万人分増やす計画を打ち出した。日本政府はさらに、大都市の在宅介護サービスの実施プロセスを簡便化する新たな規定を出し、日増しに高まる在宅高齢者向けのサービスを拡充することとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月23日