「日本経済新聞」ウエブサイトによると、日本観光局は16日、今年11月までの訪日外国人観光客数が昨年比48%増の1796万人に達したと発表した。一方、出国した日本人は同比4%減の1487万人だった。2015年の訪日外国人観光客数は日本人の出国数を通年で45年ぶりに逆転する見込み。
田村観光長官は、12月1日までに今年の訪日外国人観光客数が1801万人に達したと発表した。1800万人越えは史上初。日本政府が決めている目標は、2020年までに訪日外国人観光客数を2000万人にすることだったが、現状から見れば前倒しで達成できそう。
安倍首相は14日、年間訪日外国人観光客数を2000万人にする目標が達成に迫ったことから、さらなる高い目標、つまり3000万人を掲げた。
円安やビザの緩和、免税商品の範囲拡大などが、日本観光ブームを拡大させてきた。特に1月~11月の中国人観光客は、前年比で倍以上に膨らんだ。
これに対して、日本人の海外旅行は円安のために割高となり、国内旅行をする人が増えている。JTBの予測では、2016年の訪日外国人観光客が2350万人まで増加する一方、海外旅行をする日本人の数はさらに0.3%減少し、1620万人になるとしている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2015年12月25日