日韓が慰安婦問題で合意、アジア全体に謝罪する日はいつか?

日韓が慰安婦問題で合意、アジア全体に謝罪する日はいつか?。

タグ: 韓国,日本,慰安婦

発信時間: 2015-12-30 10:20:37 | チャイナネット | 編集者にメールを送る


韓国外交部の尹炳世長官、訪韓した日本の岸田文雄外相はソウルで、旧日本軍による慰安婦問題について協議し、合意に達した。韓国の朴槿恵大統領はその後、日本の安倍晋三首相と電話会談した。安倍首相は内閣総理大臣の名義で、「心からのお詫びと反省」を表明した。

合意内容によると、韓国政府が元慰安婦の傷を癒やすため財団を設立し、日本政府の予算で資金を拠出することになる。尹長官は、日本が約束を着実に実行した場合、韓国は慰安婦問題が解決されたことを確認すると述べた。アナリストは、「慰安婦問題は表面的には解決されたようだが、日本の誠意は疑わしい」と述べた。

岸田外相は今回の会談で、「慰安婦問題は当時の軍の関与の下に多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題。日本政府は責任を痛感している」と述べた。安倍晋三内閣総理大臣は日本国の内閣総理大臣として改めて、「慰安婦として数多の苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われた全ての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを表明する」とした。韓国の聯合ニュースはこれについて、「日本政府が慰安婦問題の責任を認めたのはこれが初めてであり、安倍首相は歴代内閣とは異なり初めて内閣総理大臣として謝罪した」と報じた。

南京大学教授南海協同創新研究センター執行主任の朱鋒氏は、日本政府の慰安婦問題に関する妥協には次の3つの原因があると分析した。

(1)安倍政権が韓国抱き込みを急ぎ、米国主導の日韓協力関係を強化しようとした。米国は日韓関係の改善を強く促した。両国の和解は、米国のアジア太平洋における利益に合致する。

(2)日本は中国けん制の切実な需要から韓国との関係を改善しようとしている。これによって安倍政権の慰安婦問題を巡る韓国への態度に、180度の大きな変化が生じた。

(3)韓国は慰安婦問題で全面的かつ毅然たる、適切な対策を講じてきた。韓国は詳細かつ確かなデータを集め、一連の作業に取り組み、確かな証拠を手にした。これらの取り組みが日本に強いプレッシャーをもたらした。韓国は国際社会と世論の支持を集めた。日本は慰安婦問題で譲歩を余儀なくされた。

両国関係がついに正常化かと思われた際に、元慰安婦を支援する民間団体「韓国挺身隊問題対策協議会」は28日、両国の慰安婦問題の合意は「外交的な談合」と批判した。同協会はまた、「韓国政府は日本政府が合意内容を実行することを前提とし、慰安婦問題が最終的かつ不可逆的に解決されたことを確認するとした。またソウルの日本大使館前に『平和の少女像』が設置された問題の解決を模索し、国際社会で批判し合うことを避けるとした。これは小さい利益のために大きな損失を招く、屈辱的な外交だ」と主張した。

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