日本で中国式販売が流行 2億円の福袋も

日本で中国式販売が流行 2億円の福袋も。

タグ: 2億円の福袋,豪華さ,日本企業

発信時間: 2016-01-06 10:43:52 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国人観光客の「爆買い」が日本企業のビジネス習慣を変えつつある。控えめで素朴というのが日本の消費文化で、商品パッケージに赤や金、銀などの目立つ色が使われることは少ない。しかし、中国の富裕層の嗜好に合わせ、日本企業の販売に「豪華」、「縁起のいい数字の価格」、「セット販売」の3つの変化が見られるようになっている。

日本のフジテレビによると、中国人観光客が日本で買い漁る大きな理由は物価が安いことであり、日本企業はターゲットを中国の富裕層に向け始めている。元日、日本企業は「純金茶器福袋」を発売した。急須や湯のみなど一式が純金の手作りで、販売価格は2億円(約536万元)、1人1セット限りとなる。また、ある日本企業は中日両国の間に「赤サンゴ猟」問題がある中、ビジネスチャンスと捉えて「赤サンゴの指輪福袋」を発売した。直径23.5ミリの赤サンゴが指輪に施され、販売価格は1200万円(約64.3万元)で非常に豪華である。

日本の商品は精巧な作りで有名だが、中国人富裕層の嗜好を考慮し、「豪華さ」を表に出しただけでなく、価格にも工夫を凝らしている。大阪の某企業は「8カラットダイヤの福袋」を888万8888元で販売し、カラット数も価格もすべて「8」で統一した。同社の森田勉社長は、「理由は簡単で、中国人は8が好きだから」と説明した。

「セット販売」も日本企業の販売において大きく変化した。記者は、中国人観光客に人気の「馬油」、「酵素」、「龍角散」などの商品は10個セットで大袋に入れられて販売されているのに気がついた。店員は記者に対し、「人気商品の場合、中国人観光客は数個だけで買わず、自分用と人にあげる用として大量に買う傾向にあり、10個セットにすれば会計も持ち運びも便利になる」と話した。「セット販売」は中国人観光客の特需に合わせてできた販売戦略と言える。

また記者は、東京の新宿や銀座などの繁華街の多くの店舗でレイアウトが「中国化」していることに気がついた。たとえば、目立つ場所に中国人観光客に人気の商品が並んでいたり、中国語ができるスタッフが立つ免税支払いレジが増設されていたりする。年中多くの中国人観光客が訪れる旅館では、朝食に豆乳やお粥などのメニューが加わった。また、日本社会の中国人観光客に対する見方も理知的になっている。中国留学経験がある日本人記者の中島恵氏は、日本のメーカーと庶民は中国人観光客が生活習慣の違いによって受ける困惑をより理解し、トイレや温泉などの施設に中国語の使用説明を増やすべきだと提案した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年1月6日

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