2015年第3四半期の訪日中国人客の平均支出は28万1000円で、うち半分がショッピングに充てられた。ドイチェ・ヴェレの公式サイトが1月4日に伝えた。
・福岡に直行するクルーズ船
九州の港湾都市・福岡では2014年に、中国のクルーズ船の寄港回数が91回に上った。2015年は、この数が3倍増になった。船ならば多くの物を運べるからで、航空機ならば超過手荷物料金をとられるところだ。
1隻のクルーズ船に、5000人以上の中国人が乗る。港に到着すると、大型バスが観光客を家電売場や福岡市内のキャナルシティ博多に直接送る。わずか数時間内に、中国人客は1人平均で9万円を使う。
・日本製を重視
観光客は「メイド・イン・ジャパン」だけに注目する。高品質であり、日本国内の厳しい検査に通過しており、正規品であることが保証されているからだ。それから為替レートの関係により、お得感があるからだ。
鳥取県の港湾都市は、より熱狂的な観光ブームを迎えている。ある中国からのクルーズ船が港に到着すると、この小さな町に集まった中国人は、現地の日本人より多くなった。ナシなどの高級果物を買い漁る観光客が増えている。当然ながら、どれも「メイド・イン・ジャパン」でなければならない。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年1月11日