国際陸連のラミン・ディアク前会長がスキャンダルに陥ったが、汚職は陸上だけに留まらない。同氏は2020年夏季五輪の開催候補都市の駆け引きにおいて、日本からの賄賂を受け取り、イスタンブールではなく東京に投票した疑いがある。AP通信が伝えた。
世界反ドーピング機関(WADA)の第三者委員会が発表した最新の報告書によると、日本は五輪招致中に、ディアク元会長に約500万ドルの賄賂を支払っていた。ディアク前会長は投票前に各都市に対して、400−500万ドルの協賛金が欲しいとほのめかしていた。イスタンブールは応じなかったが、東京はこれに応じた。その結果、ディアク前会長は東京に票を投じた。
ディアク前会長への賄賂について、東京五輪組織委員会は反論し、謂れなき批判だとした。「日本が開催権を獲得したのは、東京に力があるからだ。これは日本のスポーツマンシップに対する承諾だ」
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年1月18日