「北方四島」担当相が赤っ恥、歯舞を読めず
「北方四島」担当相が赤っ恥、歯舞を読めず。 これは大問題だ。「北方四島」（ロシア名・南クリル諸島）担当相が、うち一島の名称を読めず、多くの記者の前で口ごもってしまった。北方四島を管轄する北海道知事が、「ぜひ何回も何回も頭の中で言って覚えて」と苦言を呈する事態となった…
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これは大問題だ。「北方四島」（ロシア名・南クリル諸島）担当相が、うち一島の名称を読めず、多くの記者の前で口ごもってしまった。北方四島を管轄する北海道知事が、「ぜひ何回も何回も頭の中で言って覚えて」と苦言を呈する事態となった。
島尻安伊子・沖縄北方担当相は9日の記者会見で、北方四島の市民団体が主催する北方四島ネット検定を紹介し、手元の資料を見ながら同団体の名称「千島歯舞諸島居住者連盟」を読み上げようとしたところ、「千島、はぼ……はぼ、なんだっけ」と言った。側にいた秘書官は島尻氏に歩み寄り、小声で「はぼまい」と教え、収拾をつけた。
島尻氏は、3−4年前にこの検定の初級編を受けたと話した。その時の点数を聞かれると、「恥ずかしくて言えないので、これからまた勉強したい」と語った。朝日新聞によると、検定の初級編は北方領土で一番大きい島を選ぶ問題などが並ぶ。
北方四島は日露の係争中の諸島だ。ロシアが実効支配し、南クリル諸島と呼んでいる。択捉、国後、色丹、歯舞の四島からなり、うち歯舞の面積が最も狭い。
北海道の高橋はるみ知事は、島尻氏の発言に困惑している。高橋氏は10日の記者会見で、「沖縄北方担当相は昨年11月に、歯舞と向き合う北海道の納沙布岬を訪れたばかりだ。直近では、2月7日の『北方領土の日』に機運の盛り上げ運動をやった。そういった中で、『歯舞』という言葉を読めなかったのは、大変残念だ。大臣にはぜひ何回も何回も頭の中で言って覚えてほしい」と述べた。
島尻氏は、資料の「歯」「舞」の間で次の行になり、読みにくかったと説明した。また、「あの瞬間、自分が正しく読めたか確認したかった。ふだんは千島連盟という略称を用いることが多いからだ。正式名称を読まなければと思い、読むときにつっかえてしまった」と述べた。
「中国網日本語版（チャイナネット）」2016年2月14日
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