日本のマイナス金利、タンス預金が再流行

日本のマイナス金利、タンス預金が再流行。

タグ: マイナス金利

発信時間: 2016-02-22 15:38:12 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日銀のマイナス金利政策の影響を受け、銀行に依存する多くの家庭の資産管理方法にも変化が生じ始めている。マイナス金利により、金庫の売れ行きが好調になっている。多くの百貨店の会員証も、主婦の資産管理方法になろうとしている。

【金庫貯金、マイナス金利に勝つ】

日本の民間銀行の預金金利はプラスだが、ほぼゼロ金利となっている。日銀がさらに金利を引き下げるという噂は、民間銀行の金利がマイナスになるという預金者の観測を強めている。銀行に預金すれば損をするという可能性に直面し、多くの人は「タンス預金」により元手を維持しようとしている。これにより、金庫の売れ行きが好調になっている。

東京都足立区の生活用品店は18日より、金庫売り場に「いま注目!」というカードを掲示している。同店の過去1ヶ月の金庫販売額は、前年同期比で約4割増となっている。

【会員にポイントを加算、商品券をプレゼント】

日本の大手百貨店が最近、定期的に一定額を積み立てる会員に商品券をプレゼントしていることから、主婦による入会がブームとなっている。

多くの百貨店は、12ヶ月連続で毎月5000円から5万円を積み立てた場合、1ヶ月分のボーナスを加算している。積立金は百貨店での買い物などに使え、金利に換算すると年8%以上に相当する。

大手百貨店の高島屋によると、今月1−14日に入会した会員のうち女性の伸び率が最も高く、前年同期比で約14%増となった。大丸松坂屋の入会者数は7割増。小田急百貨店の1−18日の入会者数は約2倍増。

小田急百貨店の役員は、「効果的な資産管理方法を模索する顧客が増えており、マイナス金利政策(の影響)、来年4月の消費増税を不安視している」と話す。

【リスクには要注意】

しかし一部の関係者は、マイナス金利による影響を受けた、今までに例のない資産管理の需要に対して慎重な観点を持っている。この傾向にも、資金の安全リスクがあるというのだ。

会員積立制度で、積み立てたすべての金額が戻ってくるとは限らない。百貨店が経営困難に陥り破産を宣言した場合、これらの資金は元手を失う可能性がある。

ある百貨店の責任者は、「当店は慎重に宣伝し、会員になれば利息を手にできるという誤解を防ごうとしている」と説明した。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月20日

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