日本のP3Cは非友好的、中国を毎年約500回監視

日本のP3Cは非友好的、中国を毎年約500回監視。

タグ: P3C対潜哨戒機,日本

発信時間: 2016-02-26 14:35:59 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

海上自衛隊は24日、P3C対潜哨戒機が警戒・監視・訓練を行う動画を公開した。そのうち機内の様子は初公開となった。P3Cが近年、頻繁にニュースで取り上げられている。中国の軍艦が第一列島線を通過し遠洋訓練を行うたびに、P3Cがその後を追っている。P3Cは正真正銘の、第一列島線の「のぞき魔」になっている。軍事専門家の尹卓氏は、「P3C対潜哨戒機は中国を詳細に偵察しているが、これはわが軍の軍艦および潜水艦の活動の重大な脅威となっている」と指摘した。

中国中央電視台(CCTV)の報道によると、日本メディアは今回、海上自衛隊が北海道沖で訓練する動画を公開した。訓練はP3Cによる外国籍の艦艇の監視と撮影を想定した。

米国の航空専門誌『アビエーション・ウィーク』によると、日本が保有するP3Cは世界最多の107機に達する。うち対潜哨戒型は73機で、空中偵察の9個中隊を形成している。これらの中隊は鹿屋基地、八戸基地、厚木基地、那覇基地、岩国基地に駐留し、ロシア、朝鮮、中国をターゲットとしている。これらの中隊は第一列島線を出入りする隣国の艦艇と航空機を密接に監視できる。

日本は近年、P3Cを使い南中国海で事を構えている。今月中旬、日本の2機のP3Cがベトナム中部のダナンに立ち寄り、ベトナム海軍と図上の洋上捜索訓練を実施した。また海上自衛隊は昨年6月に1機のP3Cを南中国海に派遣し、ベトナムと合同演習を実施し、パラワン島周辺の空域を偵察した。

尹氏によると、日本のP3Cの数は、太平洋方面で米国を上回り、中国に対する近接偵察の主力になっている。毎年の偵察回数は、延べ500機以上に達する。P3Cの中国海軍に対する主な脅威は、中国近海における艦艇と潜水艦の活動に対する監視だ。またP3Cは一定の電子偵察能力を持ち、領海線に沿うようにして飛行すれば、陸上の電子活動、レーダー、通信などの情報を追跡・偵察できる。また捕捉した電子信号の特徴と監視目標を比較対象し、データバンクに記録することで、戦時中の攻撃に向け準備を整える。

日本は近接偵察の他に、P3Cが入手した情報を、米国、韓国、中国台湾地区と交換し、中国海軍の艦艇・潜水艦に対する追跡を系統的にしている。同時に空と宇宙からの監視、水上艦および各島礁に設置した水中ソナーと一体化させることで、立体的な追跡と監視が可能だ。これは中国の艦艇および潜水艦の活動の重大な脅威となっている。

尹氏によると、P3Cの近接飛行は中国に対する非常に非友好的な行動だが、国際法には違反しない。中国も今後、日本近海に対する空の活動を拡大するべきだ。目には目を歯には歯をで、海上偵察機、電子偵察機などを使い日本に近接偵察をしかけるべきだ。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年2月26日

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