国連女性差別撤廃委員会は7日に声明を発表し、慰安婦の被害女性を貶める声明や言論を発表せず、被害者の権利を尊重し、正式に謝罪するよう日本の指導者に求めた。
同委員会は7日、日本の女子差別撤廃条約に関する報告書の審議結果を発表した際に、日本の政界では慰安婦問題の責任逃れをする言論が増えており、日本政府は教科書から慰安婦に関連する内容を削除したと指摘した。日本政府は即刻、慰安婦被害者に効果的な賠償を行い、正式に謝罪し、教科書に関連する史実を追加すべきだとした。同委員会は、韓日両国は被害者を中心として慰安婦問題で合意に至っていないとした上で、日本政府は合意内容を履行する際に被害者の意見に耳を傾けるべきだと主張した。
日本政府は国連の批判を認めていない。菅義偉内閣官房長官は8日、国連の言い分は「日本政府の説明内容を十分に踏まえておらず、極めて遺憾だ。(日本側は)受け入れられない」と述べた。岸田文雄外相は同日、「このような批判は不適切だ」と述べた。
聯合ニュースは、慰安婦問題を認めず責任逃れをし、謝罪せず歴史を歪曲してきた日本政府にとって、国連の声明は間違いなく力強い警告だと伝えた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月9日