海外での「一攫千金」は、愉快な経験ではないかもしれない。日本を訪れる中国人実習生は、夢と現実の距離を見つめ直す必要がある。
中国人実習生は、似通って見える「研修生」や「留学生」とはまったく関係がない。彼らは日本で3−5年間働く、中国人労働者だ。実習生制度は当初、日本企業が「少子高齢化」による労働力不足を解消し、かつ技能を学習する外国人を受け入れることで、日本の先進技術を海外に伝えることを目的としていた。
しかし近年、このお金を稼ぎながら技術を学べる制度は、中国人にとって魅力を失っている。
日本の法務省のデータによると、中国人実習生の人数は2008年に15万1094人に達したが、2014年は10万5382人と、6年間で5万人弱減少した。ただし外国人実習生全体に占める中国人の比率は、依然として64.98%と高い。