香港メディアによると、中国大陸部で近年、日本での代理出産が増えている。子どもができない大陸部の夫婦は闇の仲介業者を通して日本で代理母を探し、その仲介費用は1500万円に上る。代理母探しにはヤクザが参与し、孤児を引き取るという形で「家族」になり、そのまま日本に移住できるという。
香港の『東方日報』ウェブ版は3月21日、日本メディアの記事を引用し、仲介業務を担当する大陸部男性の話として次のように伝えた。代理出産業務は4年前に始まり、これまでに74人の子どもが生まれ、うち20人が現在も日本で引き取られるのを待っている。今年、大陸部で第二子出産が解禁され、春節期間中だけで18組の大陸部夫婦が代理出産をするために日本に行った。
報道によると、高齢や妊娠できないなどのほかに、日本に定住できることも代理出産を選ぶ理由になっている。代理出産で生まれた子どもは、日本のヤクザの手助けで戸籍登録をし、大きくなったら実父母が孤児を引き取るという形で手続きをし、日本の居留権を取得する。
そのほか、代理母の多くは日本に住む中国人女性で、日本人女性はわずかである。その一部は生活苦や借金を抱えていることなどを理由に代理母になり、1回で200万円を受け取ることができる。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年3月21日