安保法が施行へ、危ない旅に出た日本

安保法が施行へ、危ない旅に出た日本。

タグ: 安保法 施行

発信時間: 2016-03-23 10:01:49 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の新たな安保法が、3月29日より正式に施行される。この「戦争法案」と呼ばれる安保法は、集団的自衛権の行使を軸とし、自衛隊の海外軍事活動の規制を緩和する。戦後日本が半世紀以上続けてきた「専守防衛」が、間もなく終了することになる。

日本の政権与党は反対の声を押し切り、昨年9月の国会で安保法を強行採決した。安保法は主に「平和安全法制整備法」「国際平和支援法」からなり、集団的自衛権の行使容認を中心的な内容とする。

「平和安全法制整備法」は10の旧法を一括改正する。新たに追加された「存立危機事態」の「武力保護対象」は、これまでの日本から日本と密接な関係を持つ同盟国まで拡大される。また「重要影響事態」を「周辺事態」の代わりとし、自衛隊の外国軍への支援範囲を日本周辺から世界まで拡大する。

「国際平和支援法」の実質は「自衛隊海外派遣恒久法」で、自衛隊の海外軍事活動の規制緩和を目的とする。同法の施行後、日本は必要に応じていつでも海外派兵し、他国軍に弾薬の輸送、軍機の給油といった後方支援を提供できる。

安保法の実施は、戦後の日本の安保政策にとって重大な転換点だ。日本の「専守防衛」という国策がかなぐり捨てられ、戦争を放棄し集団的自衛権の行使を禁止する平和憲法も有名無実化する。

安保法の施行後、日本が間接的もしくは積極的に戦争に加わる可能性が大幅に高まる。日本は米国に追随し、より多くの地域・世界事業に介入する。安倍晋三首相を始めとする日本の右派による間違った戦争観・歴史観の影響を受け、北東アジアと世界の情勢に重要な変化が生じることになりそうだ。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年3月23日

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