中国人客、静岡空港の救世主に

中国人客、静岡空港の救世主に。

タグ: 日本 静岡空港

発信時間: 2016-03-22 13:05:30 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

日本各地の空港には、赤字続きの重荷という印象がある。しかし近年の中国人客の増加により、この状況に徐々に変化が生じている。静岡県がこのほど発表したデータによると、2014年6月から1年間に渡り静岡空港を利用した延べ58万7000人のうち、中国人客が約3割を占め、延べ約16万7000人に達した。中国人客による経済効果は99億円と見積もられており、2012年6月からの1年間の予想値の32倍に相当する。日本の中国語紙『中文導報』が伝えた。

富士山に近い静岡空港は2009年に開業し、1年目と2年目には50万人の乗客が利用した。しかし一昨年の乗客数は、40万人のみとなっていた。同空港は乗客数が少ないことから、毎年4−5億円の赤字を計上していた。2009年の開業時、静岡空港の中国定期路線は1路線のみで、週4便だった。チャーター機の増加により、2015年は6路線・週23便となった。

静岡県は着陸料無料を売りとし攻勢をかけている。中国と静岡県を往復する定期便は、従来の上海便の他に、南京便や天津便などを増やしている。乗客は東名高速道路を使い、バスに乗り東京や大阪に移動できる。富士山の観光にも便利で、静岡県は地理的メリットを宣伝している。

静岡空港全体の計算効果は、前回調査時より約94億5000万円増の312億4000万円と見積もられている。また2150人分の雇用枠を創出し、21億4000万円を納税している。

観光庁によると、静岡県の2015年の外国人宿泊者数は、前年比123.8%増の175万人に達し、伸び率で全国一となった。うち7割が中国人客。静岡空港の増便が、この成長の原動力となった。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月22日

 

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