公立はこだて未来大、名古屋大、東京工業大などのグループが、東京都内で報告会を開き、人工知能(AI)を使って創作した短編小説が、1次審査を通過したと明らかにした。日本メディアが伝えた。
同作品は最終的に受賞には至らなかった。現状では、「8割方」人間の手が加わっている段階という。
研究グループの代表を務める公立はこだて未来大の松原仁教授によると、昨年秋に「星新一賞」にこの作品を含む4作品を応募。同賞事務局は公表していないが、うち「1作品以上」が4段階のうち最初の1次審査を通ったという。同賞には1400余りの応募があった。
創作の手順は、サンプルとなる小説をまず人間の手で執筆。単語やフレーズなど小さな塊ごとに分けて大量の選択肢をコンピューターに入力。AIがそれらから選択し、文章を組み立てて、別の似たような小説を書いたという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年3月23日