日本最西端の与那国島に今月28日、陸上自衛隊の沿岸監視部隊が新たに配備される。中国を意識した「南西諸島の防衛強化」の先駆けとして、自衛隊員約150人が常駐し、移動可能なレーダー監視システムも配備される。朝日新聞が伝えた。
南西諸島の防衛を担っていたのは、陸上自衛隊が沖縄本島に配備する第15旅団のみで、与那国島などの離島に部隊を常駐させていなかった。九州から南西諸島までの防衛を強化するため、防衛省は与那国島を「南西へのシフト」の一歩目とする。沿岸監視部隊の常駐は、力強く海洋に進出する中国に対応し、自衛隊の防衛の「空白ゾーン」を補うための重要な一歩であり、「南西の目」の力を発揮する。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月28日