安全保障関連法の施行が迫る中、SNSを通じて全国から集まった高校生が27日、東京・渋谷でデモをして「私たちの未来に戦争いらない」と声をそろえ、施行反対を訴えた。日本メディアが伝えた。
主催者によると、高校生数十人を含む約300人が参加。休日で混雑するセンター街や渋谷のスクランブル交差点を、「戦争法廃止」などと書いたカードを掲げて練り歩いた。足を止め、拍手を送る年配の買い物客の姿もあった。
デモに先立ち、高校生は都内で集会を開き、安保法廃止を求める各地での活動状況を報告し合った。
群馬県の私立高生小倉亮さん(17)は「最近、年齢が近い人たちをデモでよく見掛けるようになった。戦争への不安が現実味を帯びているからだと思う」と話した。
石川県金沢市のと浅永晴希さん(18)は、安保関連法廃止の署名活動をした経験から、「私と仲間は諦めず、自分たちの声を上げていく」と訴えた。
日本政府は3月22日、29日より集団的自衛権の行使を容認する安保法を施行することを閣議決定した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年3月28日