日本の被災地で食料不足、1食でおにぎり1個のみ

日本の被災地で食料不足、1食でおにぎり1個のみ。

タグ: 熊本 被災地 食料不足

発信時間: 2016-04-19 11:06:23 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

日本の九州・熊本地震の被災地では、食料と飲用水が不足している。一部避難場所では、1食でおにぎりを1個しか支給できていない。一部の被災者はグラウンドに物を並べ「SOS」の文字を作り、緊急支援を求めている。

【食料と水が不足】

3日内に2回の強震が発生し、避難者数が一時18万人以上に達した。NHKの報道によると、18日午前の時点で、熊本県の638ヶ所の避難所で、約10万5000人の被災者が残されていた。

道路の通行止めや交通渋滞などにより、食料と飲用水の供給状況が悪化している。支援物資を受け取るため長い行列ができる場所も多く、被災者からは不満の声が上がっている。日本メディアの18日の報道によると、被災地の西原村の西原中学校では、15日に避難所が設置されてから、3食すべておにぎりを1個ずつしか支給できていない。67歳の高齢者はスポニチアネックスの記者に、「塩も利いてないし、漬物もない。水だけで食べなくてはいけない」と話した。

会社員(28)は、妻と生後2ヶ月の長男を連れ、この中学校に避難している。この男性は西日本新聞に対して、「妻は今日、支給されたおにぎり1個しか食べていない。私は水だけだ。毛布さえない」と述べた。1歳の子供を連れた母親(25)は、「おにぎり1個とアイス1個が支給されたが、子供はお腹を空かせている」と語った。

ある避難者(62)は、「どこで水と支援物資がもらえるかといった情報がまったくない」と不満を漏らした。ある女性の被災者も、「列に並んでも、みんなに行き渡る前に支給が終わってしまう。朝から今まで、パンを2つしか食べていない」と不満を口にした。

熊本市内の小学校で、ある高齢者(79)は「避難所で支給されるものだけが頼りだ」と話した。付近の商店では16日、焼きそばなどの炊き出しが実施され、約1500人が列に並んだ。報道によると、このような光景は他の避難所でも珍しくなく、人々は即席麺やおにぎりをもらうため2−3時間並ぶという。

【緊急支援】

熊本県御船町の高齢者福祉施設には、約200人の高齢者と被災者が集まっている。町からは、9箱の水しか支給されなかった。吉本洋施設長は、あと3日で食料が尽きると述べた。

同施設は駐車場の地面に、スプレーで「米・水・保存食 HELP」という字を書いた。

熊本市の中学校の生徒も、約200個の椅子をグラウンドに並べ、「カミ パン 水 SOS コクフ」と支援を求めるメッセージを作った。この写真がSNSを通じて広がると、支援物質がついに送られ、危険な状況が改善された。

【全力で災害支援】

菅義偉内閣官房長官は18日の記者会見で、17日までに被災地の指定拠点に4万1000食を配送しており、18日中に36万5000食を配送すると表明した。

西原中学校の避難所に17日、給水車1台と炊事車2台とともに自衛隊が到着した。被災者(67)は、「おにぎり1個は同じだけど、大きさが2倍くらいになった」と笑顔を見せた。

ある子供(11)は、「大きくなったのはうれしいけど、おかずも欲しい。唐揚げが食べたい」と話した。

 

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年4月19日

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