変わり身の早い日本、外相が東南アジアで南中国海問題に言及

変わり身の早い日本、外相が東南アジアで南中国海問題に言及。

タグ: 岸田文雄,安倍首相,南中国海

発信時間: 2016-05-03 10:38:42 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

岸田文雄外相は4月30日に訪中を終え、「新時代の日中関係の一歩目」を踏み出したと称した。しかし岸田外相は5月1日にタイを訪問し、タイ外相に対して「中国の南中国海などの海洋進出問題について、ASEAN諸国は統一的に対応する必要がある」と表明した上で、タイが「積極的な力」を発揮することを願うとした。タイ訪問後、岸田氏は3日より新指導部が発足したばかりのミャンマー、ラオス、ベトナムを歴訪する。3日付韓国紙・ソウル新聞は、岸田外相の東南アジア歴訪は、南中国海問題を念頭に置くと報じた。

また英BBCの1日の報道によると、日本は近日中にフィリピンにTC90を貸与することになった。同機の行動半径は、南中国海の大半の係争中の海域を網羅する。

日本新華僑報の蒋豊編集長は、「もし変わり身が早いというのでなければ、日本はなぜ南中国海問題の平和的な解決を望みながら、フィリピンとベトナムに軍艦を派遣し、フィリピンとベトナムに武器を販売するのだろうか。これは火に油を注ぎ戦争を助長する行為である。日本はこれを深く理解しなければならない」と論評した。

アジア外交とほぼ同時期に、安倍晋三首相は1日にイタリアを訪問し、欧州歴訪を開始した。安倍首相は今回、西欧の主要5カ国を訪問し、訪ロで締めくくろうとしている。2日付ソウル新聞によると、日本の首相と外相の同時外遊は極めて稀なケースだ。NHKによると、安倍首相は1日にイタリアの首相と会談した際に、世界経済、テロ対策、難民問題などの他に、「南中国海で活発化する中国への懸念」を表した。朝日新聞によると、安倍首相は今回の訪欧で、東中国海・南中国海問題で日本を支持し中国と対立する立場を示すよう、5カ国に求めることになる。訪欧の目的は、G7サミットの成功と中国けん制だ。韓国ニューシスは2日、中国は日本がサミットを利用し、中国批判を強める狙いをけん制しようとしていると報じた。

香港紙・成報は、南中国海に介入しようとする日本のさまざまな動きと態度は、中国に不満をつのらせていると分析した。王毅外交部長は訪中した岸田外相に対して、両国関係を「歴史の直視という基盤の上」「約束を守るという基盤の上」「対抗ではなく協力という基盤の上」に築くことを願うと表明した。両国関係を正しい軌道上に戻らせようと思っても、ぺこぺこお辞儀して歓迎の言葉を唱えながら、裏で猪口才な真似をし、嘘くさい儀礼で交流するのであれば、成功は難しいだろう。

「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月3日

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