外交部の華春瑩報道官は29日の定例記者会見で、「中国は、日本が一方的に沖の鳥礁を『島嶼』に決めつけ、これに基づいて排他的経済水域(EEZ)と大陸棚を主張することを認めない」と述べた。
華報道官はこれに関する記者からの質問に対して、「沖の鳥礁は日本の国土を遠く離れた西太平洋上の孤立した岩礁で、満潮の際、海面から露出する部分は10メートルにも満たない。『国連海洋法条約』第121条第3款に照らせば、沖の鳥礁は人類の居住や経済生活を維持できない岩礁になり、EEZと大陸棚を有する島嶼にはあたらない」とし、中国は日本の不法な主張を認めないと述べた。
「CRI日本語版」より 2016年4月30日