三菱商事など日本の大手総合商社5社の2015年度(2016年3月期)決算が5月10日までに出そろった。
決算報告書によると、各社が計上した減損損失は合わせて約1兆2000億円に膨らんだ。大口商品相場の大幅な下落が資源事業に打撃を与えた。三菱商事と三井物産は最終赤字に転落。資源事業の受けた打撃が比較的小さかった伊藤忠の純利益が、日本の商社の中で初めてトップとなった。
巨額の減損損失が重くのしかかり、大手商社5社の純利益は合計でわずか1443億円と、前年度の1兆400億円に比べ86%減少した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年5月12日