【為替操作?米国が警告】
日本とその他のG7加盟国の食い違いは、これだけに留まらない。麻生氏は先ほど、さらに円高が進行すれば干渉する準備を整えていると表明した。米国のジェイコブ・ルー財務長官は、会期中に開かれた日本との個別会談で、日本が通貨安競争を引き起こさないよう再度警告した。
ルー氏は、このほど円高が進行しているが、現在の市場は依然として「秩序ある状態」であり、日本側が主張するバランスの乱れはないと述べた。日本は金融政策に過度に依存しているが、国内の需要を刺激する措置を講じ、構造改革を推進することで、経済の効果を高めるべきだと指摘した。
米財務省が発表した声明によると、ルー氏は会談中、各経済体は今年上海で開催されたG20財務相・中央銀行総裁会議における為替政策に関する約束を守り、通貨安競争を避け、世界経済の自信を維持するべきだと強調した。
麻生氏は会談後の記者会見で、日本政府は通貨安競争競争を避けるという約束を「順守」すると述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年5月23日