自国の利益のために南中国海に介入する米日は手を引くべき

自国の利益のために南中国海に介入する米日は手を引くべき。

タグ: 南中国海 米日

発信時間: 2016-06-06 16:38:48 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

南中国海は古くからわが国の固有領土である。ところが近年、この地域では係争が繰り返されており、特にここ数年間は複雑化の傾向にある。その主な原因の一つとして、米日などの域外国が南中国海の問題にやたらと手出ししていることが上げられる。南中国海係争の当事国でもない米日は、選択的に同地域に介入し、悪役を演じてきた。

戦略面から見ると、両国はよからぬことを企んでいることがわかる。米国の南中国海介入は、決して気まぐれではない。グローバル的には、米国は南中国海を海上覇権維持の一環として見ており、中国の台頭によりこの一環の脆弱化をを懸念している。地域的には、米国は南中国海問題を「アジア太平洋リバランス」戦略の重要な足がかりとし、この問題を騒ぎ立てることで東南アジアにおける存在感をアピールしようとしている。対中関係の面からみれば、この問題を中国けん制の切り札として活用し、中国に対する戦略的な優位性を維持しようとしている。一方の日本は、対中戦略的な駆け引きと戦後体制の束縛からの脱出のため、この問題に便乗し、中国に対する切り札を増やし、地域における影響力の向上を図っている。

法理的に見ると、両国は是非を混同していることがわかる。南中国海に言及する際、米日政府及びメディアはよく「国際法」「規則」「航行自由」「軍事化」などの決まり文句を持ち出し、南中国海の島礁の主権及び海洋権益が中国にあるという法理的な基礎を意図的に無視したり、歪曲したりしている。米国は南中国海の領土主権係争に関して立場を持たないとしながらも、さまざまな形で中国の主権を疑っている。米国は「海洋限界――南中国海における中国の海事主張」という報告書を発表し、現代国際海洋法を自分の都合の良いように解読し、法理の面から中国の南中国海に対する主権主張の基礎を揺らそうとした。米国がいわゆる「航行の自由作戦」を実施する最初の目的は、米国の軍事力が他国管轄下の水域への進入を制限する可能性のある現代国際海洋法に挑み、米軍の各大洋に進出する自由と機動性を最大限に確保することだった。現在、米国は「航行の自由」という大義名分をもって中国の南中国海の主権と海洋権益への違法な挑戦を覆い隠し、「国際法に則った航行の自由作戦」と美化している。南中国海における中国の島礁建設及び合理的で適度な国土防御施設の整備は、米国側に無理やり「軍事化」のレッテルを貼られた。実に、米国が「航行の自由」を掲げて南中国海で武力を誇示し、緊迫ムードを高める行為こそ、真の意味での「軍事化」ではないか。日本に関しては、第二次世界大戦中に占領した中国の南中国海の島礁を、戦後やむなく中国に返還した経緯があるため、南中国海問題の由来を最も詳しく知るはずなのに、自身の戦略的な需要により、米国と連動し、国際正義を置き去りにした。

 

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