第二次世界大戦中に日本に拉致され、強制労働を強いられた張栄林氏(左)が和解合意書に署名した。
三菱による強制労働被害者の代理人の朱春立氏、弁護士の孫静氏は15日、北京から唐山市に赴き、強制労働被害者の張栄林氏、董志氏、孫雅芹氏に、三菱の謝罪を受け入れ、和解に応じることを主旨とする合意書に署名してもらった。これまでに3人の強制労働者が和解に応じ、三菱の謝罪のための賠償金10万元を受け取っている。
第二次世界大戦中、日本は中国から4万人以上の労働者を拉致し、日本の企業で奴隷のように酷使した。非人道的な扱いにより、結局7000人以上が死亡した。戦後中国に戻った3万人の労働者の一部は、心身が崩壊し、ずっと苦しみの中で喘いでいた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年6月16日