日本、韓国、アメリカ、オーストラリア、ヨーロッパ諸国の数百ブランドとの提携後、ネットイース(網易)のカオラ(考拉海購)が次の一手を打った。日本のネット通販最大手である楽天と提携を結んだのだ。両社ショッピングサイトの「楽天市場」と「カオラ」が正式にネット上でつながる。
今回の両社の提携により、食品、保健商品、化粧品、スキンケア商品、家電商品など100品目が販売される。商品数は多くないが、楽天によると価格が日本の楽天と差がなく、品数も今後増やしていくという。
「近いうちに二次元商品や中古商品、ファッション製品も売り出していく」と楽天の担当者は述べる。二次元商品では主にフィギュアなどおたくが好む玩具を、中古商品では本や芸術品などが売られる。中国の消費者のニーズ次第では、日本の女性に人気の中古バッグや中古アクセサリーを販売する。
楽天市場では1億人近い消費者が選んだ「楽天ランキング」があり、これを提携の最大の目玉のひとつとしている。同ランキングは日本市場において最も信頼性の高いものであり、日本の消費者が大いに参考としているものだ。中国の消費者も、このランキングに基づき日本の商品を選ぶことができる。
「海外の優良な商品に対する中国人消費者のニーズは今後も続く」とカオラCEOの張蕾氏は述べる。「今回の提携を通じ、中国のお客様にさらに多くの日本商品を理解していただき、高品質で便利な購買体験をしてもらいたい」。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月18日