在日米軍司令部が、米軍専用施設の沖縄への集中は「事実でない」との見解をインターネット上に掲載していることが分かった。日本メディアが伝えた。
防衛省や沖縄県は、面積の割合で米軍専用施設の約74%が沖縄県に集中しているとの公式見解を示しており、波紋が広がりそうだ。
在日米軍は23日付のフェイスブックに「在日米軍基地に関してよくある誤解がある。施設の75%かそれ以上が沖縄に集中していると言われていることは、事実でない」とする見解を掲載。さらに沖縄には33施設、本州には52施設あり「実際は39%が沖縄に存在し、大部分は沖縄以外に位置している」と具体的なデータを示した。
沖縄県幹部は「(県の公式見解を)勘違いしているようで、あきれてしまう。何を根拠に事実誤認としているのか分からない」と不快感を示した。
中谷元防衛相は「統計の取り方の問題だ。データの見方、捉え方はさまざまで、一つ一つにコメントするのは差し控えたい」と述べた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年6月29日