日本は6月17日、ミラーレス車の路上運転を認めた。これを受け市光工業株式会社やドイツのボッシュなどのサプライヤーが、同技術の開発に乗り出している。米Automotive Newsが3日に伝えた。
市光工業はバックミラーと照明システムの主要サプライヤーだ。同社は新分野でスマートリアビューモニターを開発し、伝統的なバックミラーとバックカメラをつなげる。ミラーはLCD液晶モニターを内蔵し、バックカメラで撮影された内容を表示する。運転手はボタンで操作可能。同社は、同製品がすでに生産を開始しており、一部の車種に用いられることになると発表した。海外メディアはこの車種を、日産のエクストレイルと予想している。
日本はミラーレス車の撮影技術を改善するため、今回の許可に踏み切った。サイドミラーも取り替え可能。カメラは暗い場所でより高い効果を発揮し、かつ死角がないことから、自動車の安全性を高める。
米国は2018年に類似する法律を制定する。中国もその後、普及を促進する。市光工業は2023年までに、日本の車の29%がバックミラーの代わりにカメラを採用し、かつ12%の車からサイドミラーがなくなると予想している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2016年7月9日