パキスタン中部パンジャブ州議会の議員が先程、日本のアニメ「ドラえもん」を特に問題視し、24時間放送のアニメチャンネルの放映禁止を当局に求める決議案を提出した。「敵対」する隣国インドのヒンディー語が番組で使われていることなどを念頭に「子どもに悪影響がある」と説明しているもようだ。共同通信が5日に伝えた。
ドラえもんは南アジア一帯で人気がある。パキスタン英字紙ドーン(電子版)には、読者から「主人公が何の努力もせず、ロボットのドラえもんに頼るだけの番組。子どもに悪影響だ」「日本の子どもには悪影響が出ていないのになぜ?」と賛否両論のコメントが寄せられた。
同紙によると、主要政党のパキスタン正義運動(PTI)議員が3日に求めたが、党の全体方針ではないとしている。
バングラデシュでは2013年、ドラえもんのテレビ放送がヒンディー語で放映され、公用語ベンガル語の学習の妨げになっているとして、政府が放送禁止を通達した。現在はベンガル語で放送され、好評だという。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年8月8日