中国人選手が世界を圧倒している卓球女子界において、福原選手がこれほど多くのファンを獲得しているのは、「中国卓球界のマスコット」と言われるこの日本人女性が、常に「あきらめずに戦う」精神を示す一方で、常にかわいらしい女の子らしさを失わず、その上中国と深く、離れがたい結びつきを持っているからだ。
1988年生まれの福原選手は、10歳の時に中国で卓球の訓練を受けるようになり、2005年には、遼寧省チームに入団して、中国スーパーリーグに参戦するようになった。この間、遼寧省で生活していたため、彼女は中国東北地方のイントネーションの流暢な中国語を話す。