遼寧省チームには、先輩の王楠選手や同じ年の郭躍選手がおり、この選手たちのおかげで、福原選手は急速に実力を伸ばしていった。04年にアテネ五輪に参加した当時、福原選手はわずか15歳で、日本では史上最年少の出場となった。12年のロンドン五輪では、エースとして団体戦に出場し、日本卓球史上初となる銀メダルを獲得した。
福原選手をよく知る中国の選手やコーチはみんなこのかわいらしい彼女を気に入っており、遼寧省チームの谷振江監督によると、「福原選手は、さっぱりした性格であれこれ考えないタイプ。練習以外の時は遊んでいた。毎回世界大会で、リュックに一番たくさんぬいぐるみをつけているのはいつも福原選手だった」という。