日本防衛省は17日、日本海上自衛隊16日夕方、中国海軍の艦艇3隻による編隊が対馬海峡の北西約15kmの海域を北北東方向に航行したのを確認したと発表した。
中国海軍は最近、演習活動を活発に行っており、南中国海と東中国海でも相次いで大規模な実弾演習活動を展開した。これらの演習はいずれも、海軍の年度訓練計画内の定例活動の一環である。
ある分析によると、これほど集中度と頻度の高い演習が常態化していることは、中国海軍部隊の作戦指揮制御能力や偵察警戒能力、通信能力、後方保障能力、海上全体の防衛作戦能力などが大きく高まっていることを示している。
軍事専門家の李傑氏によると、3大艦隊がともに演習を行ったことも、合同作戦のさらなる実践が進められていることを意味している。以前は、各艦隊がそれぞれの作戦方法を持ち、各艦隊がそれぞれの艦隊の特長を熟知し、把握していた。だが現在の3大艦隊は、編制の枠を越え、共同で合同訓練を行い、戦闘能力のさらなる向上をはかっている。また3大艦隊は各自の方面における戦略任務を担っているが、3大艦隊がさまざまな海域で合同作戦を行うことで、状況に応じてどの艦隊もすべての方面の作戦任務を負うことができるようにもなる。