日本政府は31日、韓国の元慰安婦を支援する「和解・治癒財団」の口座に、10億円を振り込んだ。共同通信によると、これにより昨年末の日韓合意による、日本側の責任がすでに履行されたという。今後の焦点は、韓国の日本大使館前に設置された、慰安婦問題を象徴する少女像の撤去について、韓国側がどのような措置を講じるかに移る。
韓国SBSテレビによると、韓国の多くの市民団体は31日、日本大使館前で抗議デモを行った。韓日政府間の慰安婦問題に関する「最終合意」に反対し、日本政府が10億円は賠償金ではないと主張し、慰安婦問題への法的責任を逃れていると批判した。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月1日