フィリピンに海上巡視船と練習機を提供することに合意した日本政府は7日、ベトナムに新型巡視船数隻を提供する準備があると発表した。
外務省の職員によると、これまで日本はベトナムに巡視船6隻を提供していたが、いずれも中古だった。今回提供を予定している巡視船の数と時期については、今後决定される。ラオスの首都ビエンチャンで7日開かれた東アジア協力関連首脳会議で、日本の安倍晋三首相とベトナムのグエン・スアン・フック首相は約20分会談し、この意向を示した。
共同通信によると、安倍首相は新型巡視船の提供に関するベトナムからの要請を受け、ベトナム側が正式に申請すれば近日内に準備を整えると述べた。ロイター通信によると、日本はベトナムへの政府開発援助(ODA)の低金利優遇策を延長し、ベトナムに設備を調達する予定だ。
安倍首相はビエンチャンで6日、フィリピンのドゥテルテ大統領と会談し、ODAによりフィリピンに全長90メートルの大型巡視船2隻を提供し、偵察機に改造できるTC-90練習機5隻を貸与すると表明した。TC-90プロペラ機の航続距離は最長約1900キロメートルで、日本は海上自衛隊の戦闘機パイロットの訓練に使用してきた。フィリピンはこれを「海上監視」に用いる。安倍首相は先ほどODAによりフィリピンに小型巡視船を10隻提供すると約束していた。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2016年9月9日